「盛り塩」と葬儀の「お清めの塩」はどこが違う?それぞれの目的や使い方を解説

「盛り塩」と葬儀の「お清めの塩」はどこが違う?それぞれの目的や使い方を解説

葬儀や通夜に参列したときに、お清めの塩をもらった経験がある人も多いのではないでしょうか。お清めの塩と似たような塩の使い方として、塩を家に置いておく「盛り塩」があります。
魔除けや不吉なものを追い払う効果があると考えられることも多い盛り塩ですが、実はお清めの塩とは目的や意味合いがまったく異なることをご存知でしょうか。今回は、盛り塩の役割や使い方について紹介します。

盛り塩とは

盛り塩はもともと中国から伝わってきたもので、玄関や部屋などに塩を三角形に盛って置いておくことを指します。当時は、貴重で神聖なものだと考えられていた塩を神具として神棚や敷地内に置くことで、人や土地にパワーを与えてくれる効果があると信じられていました。
現在はゲン担ぎの意味に加え、悪い気を追い払う効果を期待して盛り塩をする人が増えています。

「盛り塩」と葬儀でもらう「お清めの塩」の違い

穢れを祓う効果が期待できる効果から、「盛り塩」と葬儀でもらう「お清めの塩」を混同してしまう人も多いかもしれません。しかし、それぞれの塩は全く意味合いが異なるため、区別して理解しておくようにしましょう。ここからは、盛塩とお清めの塩の違いや正しい使い方について紹介します。

盛り塩はゲン担ぎのために使用するもの

先述してきたように、盛り塩はもともと神聖なものであった塩を供えておくことで、パワーをもらうゲン担ぎのために使用されていました。近年は魔除けなどの意味合いで使われることも増えてきましたが、元来は運気アップのためのアイテムです。
一方でお清めの塩は、体についた穢れを祓うために使うものです。葬儀のあと、玄関をまたぐ前に体にかけることで、穢れを自宅に持ち込まないようにする効果があります。

「盛り塩」と葬儀でもらう「お清めの塩」の使い方

目的が異なる盛り塩とお清めの塩は、使い方も全く違います。
盛り塩は塩を三角の山の形になるように盛り、玄関や部屋に置いて使います。数週間継続して使用することが可能で、設置する以外は特別な儀式などを行う必要はありません。

他方でお清めの塩は、葬儀や通夜から帰宅したとき、玄関に足を踏み入れる前に体へ振りかけてお清めの儀式を行う使い方が正しい活用法です。宗派によってはお清めの塩が渡されないこともあるため、もらえなかった場合はコンビニなどで購入した塩を使っても構いません。

盛り塩を作る手順

ここからは、盛り塩を作る手順について紹介します。盛り塩には正確な盛り方や特定の形式はないため、以下の手順を参考にお好きなように活用してみてください。

①塩の種類を決める

まずは、盛り塩に使う塩の種類を決めていきましょう。食用の一般的な塩でも問題ありませんが、「ミネラル分が高いもの」「粗塩」「天然のもの」などを使うと、より良いパワーを引き寄せられると言われています。
使用する塩の量は少量でも問題なく、1か所あたり10g程度を目安に使用すると立派なものが作れます。

②塩の形を決める

次に、実際に塩を盛って形を決めていきましょう。盛り塩の形に決まりはないため、いくらか形が崩れても構いません。
神棚などに飾るものは、円錐形が好ましいとされています。ほかにも、八角盛りや三角錐といった盛り方をしてもいいでしょう。とくに、八角盛りは風水的に幸運を引き寄せる力があると言われていて、形も崩れにくいため非常におすすめです。

③盛り塩の置き場を決める

塩がしっかりと盛れたら、置く場所を決めていきましょう。盛り塩は、家の中心から見たときに東西南北に当たる場所と、北北東(表鬼門)・南南西(裏鬼門)に当たる場所に設置することが最適だと言われています。ただし、必ずしもこの方角に置かなくてはいけないという決まりはありません。

上記の方角はあくまで参考程度に、以下のような場所に設置すると良い気を取り込みやすくなります。

  • 良い気を招き入れる玄関
  • 運気が滞りやすい水回り
  • 外に面したベランダ
  • 悪い情報が入りやすいパソコン周り

盛り塩の効果を引き出すコツ

最後に、盛塩の効果を最大限引き出すコツについて見ていきましょう。

①盛り塩の周囲を清潔にしておく

盛り塩を置くときは、周辺の環境を清潔に整えておくことが大切です。物が散乱していたり汚れてしまっている場所には悪い気が滞留してしまい、良い気を取り込むことができないと考えられているためです。
盛り塩を置いた周辺はもちろんのこと、自宅全体を清潔に保てると、より開運効果を引き出せるでしょう。

②定期的に塩を交換する

盛り塩を交換するタイミングについては定められていませんが、交換せずに何年も放置しておくことは好ましくないです。定期的に交換しましょう。
神棚のお水と同様に「1日と15日に交換する」と決めてもいいですし、10日ごとに交換するようにしても構いません。ご自身が負担に感じないルールを決めて、常に新しいものを置くようにしてください。

「盛り塩」と葬儀の「お清めの塩」を区別して活用しよう!

同じ「塩」を使用するため、盛り塩とお清めの塩は混同されやすいものです。しかし、それぞれでは使い方も目的も異なるため、しっかりと区別して活用する必要があります。
盛り塩には、決められた使い方はありません。今回紹介した使い方を参考に、ご自身にとって負担の少ない方法で取り入れてみてくださいね。

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